「ちょっと、この注文書、至急つくってくれる?」
「はい、すぐに作ります」
そうお局様ににっこり応えて、あぁまたやっちゃったと思う。
仕事が山積みなのにまた反射神経で二つ返事しちゃったよ。
今日もきっと残業だ。
「
普段は大人しくてどちらかというとクールな感じなんだけどね、
「へぇ、いいなぁ。」
だめだ、疲れて相槌さえまともにうてなくなってきた。
彼の話を延々聞かされてさっきから軽く頭が痛くなってきた。
今夜もきっと頭痛薬飲まなきゃ。
いつからだろう。
バス停からの帰り道、星の少ない夜空を見上げながら、そう思う。
気づくといつもクタクタになった心と体だけが残されて、
そのふたつを包んだ。
そして日が昇れば焦る心を抱えて風が吹くままに人のご機嫌をとる
「あなたは結局どうしたいの?」
自分自身からの質問にはいつも答えられない。私、
どうしたかったんだろう? どこに行きたかったんだろう?
「わかんないよ。でも今みたいな私はいやなの」
そう心の中で呟いてみる。 でも呟いたところで何も変わらない。
もう一度空を見上げ心いっぱいに寂しさを感じた。